市議会のしくみ

 みなさんは「市議会」を知っていますか?

 市議会の仕組みやはらたきについて、ぜひ、知って、学んでください。

市議会とは

 私たちが住んでいる交野市が、より住みやすいまちになるよう、まちの人々はさまざまな願いをもっています。
 その中には、一人では実現できないことや解決が困難なこともたくさんあります。
 そこで、市民の願いを実現したり、まちの問題を解決するために、市民の中から代表の人たちを選挙で選んで話し合いをしてもらいます。
 この代表に選ばれた人たちを「交野市議会議員」といいます。
 そして、交野市役所の市長たちの考えを聞きながら、よりよい交野市にするために話し合いをするところを「交野市議会」といいます。

議員

 市議会議員の選挙は4年ごとにあります。立候補できるのは、選挙権のある25歳以上の交野市民です。議員に立候補する人は、街頭演説や選挙公報などを通じて、どのような考えで交野市の政治を進めようとしているのかを伝えます。

 議員の数(定数)は、現在は15人と決められています。

 

市議会の役割

 市が進める仕事(市政)は、飲み水やごみの処理、福祉や教育、道路や河川の整備、防犯・防災など市民の暮らしに直接関わっています。そこで、市議会には、市民の代表としてよりよい暮らしにつながる政治を進めるために、さまざまな仕事をしています。

  • 市の決まり(条例)を決めたり、改めたりします。
  • 市のお金(予算)をどのように使うかを決めます。
  • 市のお金(予算)が正しく使われているか、市の仕事が正しく行われているかを調べます。
  • 国や大阪府などに意見を出します。

市議会で決まったことは

 市議会で決まったことをもとにして、市役所では住みよいまちにするために市の仕事を進めて行きます。その費用は、市民が納めた税金や、国や大阪府からの補助金などが使われます。
 どの仕事も市民の暮らしにつながりのあることばかりですから、こうしてほしいという要望があれば議員を通じて市議会に意見を言うことができます。(請願)
 また、議員を通じなくても、こうしてほしいという要望があれば直接市議会に意見を言うことができます。(陳情)

市議会の流れ

 議会はいつでも開催されているわけではなく、定期または臨時に一定の期間だけ開催されます。定期的に開催される会議を「定例会」、必要に応じて開催される会議を「臨時会」といいます。
 交野市議会の定例会は条例・規則で年4回(通常3月、6月、9月、12月)開催と決められています。

 議会には、全議員が参加する「本会議」や、議員が分かれて専門的また集中的に話し合うためのいくつかの「委員会」があります。本会議で議会の最終的な意思決定をします。本会議や委員会は市役所3階の議場、委員会室で行われており、話し合いを市民が見たり聞いたり(傍聴)することができます。

 本会議は、全議員により構成され、議案やその他の議決を必要とする事項について会議の最終的な意思決定をします。

市民・市議会・市長の関係

 市役所では、市民の生活のために大切な仕事(市政)をしています。市政には、市民の意見が十分反映されなければなりません。
 そこで、市議会は、市政の進め方を決めたり、市政が正しく行われているかを確かめる仕事をしており、「議決機関」と言います。
 また、市長は、市議会で決まったことを実際に推進していくため、「執行機関」と言います。
 市議会と市長は互いに独立した立場から、協力し合い、市政の発展を実現するために努めています。

Kidsの皆さんへ

 国や大阪府、交野市が行う公共的な仕事は、国会や府議会、市議会で話し合って決められ、法律や条例にもとづいて行われます。
 私たちの代表を選ぶことは、国や府そして市の政治の進め方を選ぶことになります。
 政治をどのように進めていったらよいか関心をもち、大人になったら選挙権を大切に使ってください。